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 俳優・水嶋ヒロさん(26)のポプラ社小説大賞受賞作「KAGEROU」(著者名は本名の齋藤智裕(ともひろ))が今日15日、同社から発売される。

 予約だけで3度増刷、すでに43万部のベストセラーだが、最初から受賞が決まっていた「出来レースでは」との声も一部から上がる。

 本を出す喜びと騒動への戸惑いに揺れる胸の内を本人が初めて明かした。

 芸名を隠しての応募だった。

 その理由を水嶋さんは、「これで食べていく力が本当に自分にあるのか、知りたかった」と語り、「純粋に作品と向き合ってほしい」と、本名での出版を決めたという。

 だが、タイミングが悪かった。9月に「執筆活動に専念するため事務所を退社」と報道され、受賞の決定はその約1か月後。

 「僕も出来すぎだとは思います。でもこの小説は2年ほど前に書き始め、今年5月には完成させ、応募していた。うれしいはずなのに、食事がのどを通らない」。

 語りながら目を潤ませた。

 「良質のメッセージを持つ映画を作りたい。そのためには原作がいる」。

 そんな思いが今作を書くきっかけだった。

 自殺を図った40歳の男性が、ある組織の男から思いも寄らぬ提案をされて踏みとどまり、命の重さに気付いていく物語。

 「命」をテーマにしたのは「3年ほど前、自殺者が年間に3万人を超えると知り、ほっとけなかった。

 僕自身、死にたいと考えたこともありましたから」。

 父親の仕事の都合で小学校6年間を過ごしたスイスで、人種差別に遭った。

 子供からは「臭い」「触るな」と言われ、運動会の徒競走で1位になれば、大人から「今度1位になったら、大変なことが起きるぞ」と脅された。

 「だから僕は小さい頃、卑屈で、自分の顔も声も嫌いだった。写真を撮られるのは今も苦手」

 帰国直後は日本語がほとんど話せず、人に思いを伝えられなかった。

 ひどい孤独の中、手にしたのが本。三浦綾子の小説から自己啓発本まで「辞書を片手に10回は読んだ」。

 慶応大に入学後、小説を書き始めたのも、言葉を学ぶためだった。

 本の内容に賛否両論が出るのは覚悟している。

 「けれど、命について考えてもらえるなら幸せです」と真摯(しんし)に語った。
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