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今回は、序盤のクライマックス、「本能寺の変」のシーン撮影にかける現場スタッフのこだわりなどをお届けする。

 ■ど真ん中に直球投げた緊張感を味わって

 「本能寺の変」の撮影は、昨年末、計2日間で行われた。演出の伊勢田雅也氏によると、本能寺のおもてで信長軍と明智軍が戦うシーンに1日、信長が覚悟を決め本能寺の奥に入っていく道中や、最期のシーンで1日撮影、という具合だったという。

 「本能寺の変」をテーマにした撮影は、時代劇の演出家にとっては特別なものだという。伊勢田氏も「戦国ドラマの見せ場で、いつかはやってみたいと思っていて、ようやくかなった。『本能寺の変』を撮影して、やっと、大河の演出家になったんだなという思いでいます」と感慨深げに話す。

 大河の歴史の中では、「これまで10回近く『本能寺の変』を撮影している」(NHK広報)といい、その全ての現場に立ち会ってきたスタッフもいるとか。

 「このシーンは、過去の大河との比較をどうしてもされがちです。かかわったスタッフも『何か新しいことを』と考えるのですが、やりつくされていることもあり、今回は逆の発想で、『変わったことをしなくても、いいものを作れないか』という気持ちで臨みました」(伊勢田氏)

 信長が鉄砲を打ち放したり、大きな火炎を上げたりといった視覚的な変化球は控えめで、信長の人間性を淡々と描く演出方針が決定。それがよかったのか、仕上がりを見た前出の「本能寺」ベテランスタッフは、「非常にまっとう」「正攻法の本能寺」という印象をもったという。

 「ど真ん中に直球を投げた緊張感を、視聴者の方には味わってほしい」と伊勢田氏。信長の光秀への呼びかけや、長く信長に付き従った森蘭丸(瀬戸康史)との別れ、そして、「思うままにまっすぐ生きよ」とメッセージを託した江との交流の"結末"の描き方に注目だ。

 信長の死を知った江の叫びが第5回の終盤に盛り込まれるが、その撮影時にはこんなエピソードが。

 「ゴウちゃん(伊勢田氏はヒロインをこう呼ぶ)は静かに泣いたほうがいいのかなと思ったんですが、上野さんは『号泣したい』と。『撮影が始まって、まだ(自分自身の)殻を抜けきれていない、このシーンで号泣することによって、江になれそうな気がする』と言われ、なるほどと思い、最初の方針を変えました」

 ■本能寺に「池」

 正攻法のチャレンジの中でも、工夫も見られる。平成18年の大河「功名が辻」の「本能寺の変」では、大階段をしつらえ、そこでひとり見栄をきる信長役の舘ひろしが印象的だったが、今回は、本能寺の庭に縦6メートル、横11メートル、深さ30センチの大きな池が作られた。

 美術チーフの丸山純也氏によると、池の存在に信長軍と明智軍の距離感を込めたという。

 戦いの中で、「信長の時代であれば必ず出てくるのがこのシーン。単に刺した刺されただけでなく、何か新しい動きを出せないか」(丸山氏)と美術デザインの案を練っていたところ、ヒロインが"湖のほとりで生まれた姫"であり、水がキーワードになっているドラマであるという面から、池の設定を思いついた。

 池をはさんで対峙する両軍。戦いの火ぶたが切られると、池に両軍がなだれ込み、織田と明智の"結界"が消滅。無数に上がる水しぶきが戦いのシーンのすさまじさを底上げする。

 本能寺に池を設置したのは過去をみても珍しいチャレンジで、その本格的な作りを見た上野も「まるでロケのよう!」と驚嘆していた。

 そして、豊川の撮了の感想は-。

 「俳優のみならず、スタッフのみなさんも、今までとは違うものを、今回は今回の『本能寺の変』をつくりたいという思いがすごく感じられて、やっていて充実感がある撮影でした」

 役者とスタッフ、"相思相愛"のラストシーンになったようだ。
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