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 漫画「ドラゴンボール」や京極夏彦さんの小説などの人気作品が著者に無断で電子書籍化され、インターネット上に違法投稿される事態が相次いでいる。中国の検索最大手「百度(バイドゥ)」の日本語サイトでは2月以降、海賊版が大量に公開されているのが見つかり、出版関連団体が同月末、抗議声明を出す展開に。電子書籍の本格普及を控え、違法アップロード対策が急務となっている。

 問題の「バイドゥライブラリ」は会員が自由に投稿、ダウンロードできる文書共有サイトで、閲覧できる漫画や小説などは1万2千点を超える。著作権が切れた小説も多いが、海賊版の横行で一時「削除が追いつかない」(バイドゥ日本法人)状態に。自著の電子化を認めていない東野圭吾さんの短編集「天使の耳」や、海堂尊(たける)さんの「ジェネラル・ルージュの凱旋」の複製も公開されていた。

 海賊版は中国語交じりのファイルが目立ち、勝手に横組みにしたり著者名を間違えた粗悪なものも多い。同法人は「著作権侵害がないよう自動的にフィルタリングをかけているが不十分だった。チェック体制を改善したい」としているが、具体策は示していない。

 こうした中、日本書籍出版協会など出版関連4団体は2月28日、バイドゥ社に「利用ポイントを付与するなど積極的に投稿を促す一方、著作権侵害に対する警告は利用規約に形式的に書かれているだけ」などとして、抜本的な対策を求める声明を出した。千数百件もの削除要請を行った出版社もあるが、海賊版の投稿は絶えない。いたちごっこの現状を周知し、「違法投稿を事前に排除する"入り口"での対策徹底を促す」(出版関係者)狙いがある。

 高機能携帯電話「アイフォーン」などにソフトを配信する米アップル社のサイト「アップストア」でも昨年、村上春樹さんの小説の外国語版が無断で販売されていることが発覚した。本のデータをスキャナーで読み取る自家製の電子書籍作りが浸透し、今後は電子版の複製が出回りやすくなる可能性がある。

 著作権問題に詳しい福井健策弁護士は「自由な閲覧が投稿サイトの利点だが、著作権侵害物が一定限度を超えては正規事業が成り立たなくなる。事前審査の強化と、違反を見つけた場合にすみやかに削除要請ができる仕組みを早急に整備すべきだ」と指摘している。(海老沢類)

■百度(バイドゥ)
 全世界で米グーグルに次ぐシェアを誇る中国の検索サービス。中国国内のネットユーザー約4億5700万人の大半が使用しているとされ、米グーグルの中国撤退を受けて注目度が上昇。米通商代表部は海賊版など知的財産権の侵害につながる「悪名高き市場」としてバイドゥを例示している。
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